narino 通信|Dec 2025

いよいよ冬がやってきました。早くも2025年も残り1か月を切りましたね。みなさんにとって2025年はどんな年でしたでしょうか? 私は随分と変化のある年になりました。 narino 通信12月号、narinoサイトのリニューアルについてもお知らせいたします。

narino 通信|Dec 2025

narino通信12月号では、いよいよ販売開始になる柑橘類のお知らせ、青パパイヤの食べ方などもお届けします。

現場から
シーズン開幕!「フレッシュ不知火」の輝き

冬の柑橘シーズンの火蓋を切る! 濃厚な甘みと弾ける酸味を携えた、天草農工房ふぁおの先鋒「フレッシュ不知火」

フレッシュでしか味わえない、このバランス

12月。寒さが本格化するこの季節は、天草農工房ふぁおの柑橘シーズンが本格的にスタートする時期です。そのトップバッターとして、私が自信を持ってお届けするのが「フレッシュ不知火」です。

不知火(デコポン)といえば、収穫後に貯蔵庫でじっくりと寝かせ、酸味を抜き、甘さを際立たせたもの、そのため露路栽培の品が出回るのは2月中旬以降でう。しかし、天草農工房ふぁおが12月〜 1月にお届けするのは、その概念を覆す「フレッシュ不知火」です。

明るい不知火の房のアップ。果肉の自然な筋模様が光を反射し、周囲に白い薄皮。
瑞々しい不知火の実

収穫から原則3日以内に発送することで、通常の不知火では得られない柑橘らしい爽やかな酸味を残しています。皮を剥いた瞬間に広がるフレッシュな香り、ひと口で立ち上がるキレのある酸味に、濃厚な甘みが追いかけてくる——プリッと弾む果肉の食感とともにお楽しみください。

この「フレッシュ」な状態だからこそ、柑橘好きにはたまらない“生きている”味を実感していただけます。

味の変化も楽しめる、贅沢な冬の味覚

「少し酸味が強いかな?」と感じる方は、そのままご家庭で保存していただくことで、時間の経過と共に酸味が抜け、まろやかな甘さに変化していく味のグラデーションをお楽しみいただけます。

年末年始のご挨拶や、冬の贈りものとして、気の合う方へこの時期だけの特別な「フレッシュ不知火」をぜひご利用ください。

コラム
大地が示した「爪痕」と再考の動機

「この道の崩壊と、海からの悲痛な知らせ。」 大地と海が突きつけた、未来への問いかけ

陸と海で直面した、自然からの厳しい試練

亀裂・崩落した河川沿いの舗装農道。崩れた護岸と乾いた河床、2025年夏の爪痕
夏の豪雨により崩壊した道。復旧未着手のこの光景が、私たちに農業の未来を問いかける

まず、恵比須丸の牡蠣を楽しみにしてくださっていた皆様に、心よりお詫び申し上げます。大変残念ながら、今シーズンの牡蠣の提供について、年内の提供は見送ります

瀬戸内海沿岸で牡蠣の大量死が大きく報道されていますが、天草の恵比須丸も例外ではありませんでした。

  • 夏場には、養殖していた真牡蠣(マガキ)が大量に死んでしまいました。
  • さらに、夏を乗り越えたと思われたクマモト・オイスターも、秋になってからへい死が続き、深刻な被害が出ています。

この原因は、瀬戸内の牡蠣の不漁として報道されている通り、猛暑による海水温の異常な上昇や、それに伴う塩分濃度の変化などが影響した可能性が高いと見られています。

「めぐみ」の土台が揺らいでいる

この海と陸で同時に起こった出来事 ——未だに残る農道の崩壊と、牡蠣の大量死—— は、私たちの「めぐみ」の土台そのものが、気候変動や環境の変化によって深く揺らいでいることを示しています。

この現実は、今後の農業・漁業への関わり方を再考する強い動機になりました。柑橘園地は栽培面積の縮小を検討せざるを得ないと考えています。

  • 自然との対話: 山では「強さ」よりも「しなやかさ」を備えた土壌、栽培品種の探究を。海では環境の変化に耐えうる、養殖方法や研究を深めます。
  • 地域の共創: 山の柑橘と海の牡蠣。異なる産業がこの試練を共有し、読者の皆様との共創活動を通じて、共に困難を乗り越えられる持続可能な仕組みづくりを目指します。

フレッシュ不知火の輝きは、この厳しい現実に立ち向かい、未来を見据える私たちの決意の証でもあります。

今月のトピック

narino marchéのサイトをリニューアル

今回、『使いやすさと低コスト化』を目指して、以下の3点を中心にリニューアルを進めています。

・「めぐみ/あそび/まなび」を同じ基準で探せる・買える設計へ統合
・決済の一本化(Squareを採用。オンラインも対面も同じシステムに)
・ニュースレター「narino PLUS」を同一サイトに統合

今回は第 1弾として、基盤となるサイトの変更と決済システムの更新を行なっています。
決済はSquareのシステムを利用することでクレジットカード決済とApple Pay、Google Payに対応しています。

ニュースレター「narino PLUS」は、記事の一部取り込みました。今後、完全なサイトの1本化を目指してアップデートしていきます。

青パパイヤの食べ方

青パパイヤと鶏手羽元のとろとろスープのレシピカード。20分、難易度★★。  青パパイヤと鶏手羽元(または豚スペアリブ)で作る「とろとろスープ」のレシピカード。温かみのある背景に、材料(青パパイヤ大きめカット、肉、中華スープの素/和風だし・生姜)と3ステップの調理手順をアイコン付きで掲載。手順は、鍋に水・肉・生姜を入れて加熱、沸騰後にアクを取りパパイヤを追加、約20分煮て味を整える流れ。難易度★★(3段階中)・調理時間約20分、翌日は肉がより柔らかくなるコツや、下ごしらえ時に手を熱から守るメモも記載。

今月のおすすめ商品

早出しフレッシュ 天草の不知火

「早出しフレッシュ」は、通常は収穫後1〜数ヶ月の貯蔵追熟を行うところ、収穫から原則3日以内に発送する特別便。酸味がしっかり残る、柑橘らしいフレッシュな不知火の味わいをお楽しみいただけます。外観に傷や汚れを含むご家庭向け規格です。

  • 【発送日限定】 2025/12/24、2026/1/2・1/8・1/15・1/22・1/29
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天草の文旦(パール柑)

完熟度を確認しつつ、12月下旬に第 1弾販売する予定です。今しばらくお待ちください。
販売する際にはnarino通信の読者様へメールでお知らせいたします。